子どものころから間近に合気道があり自然に稽古を始めました。 一緒に稽古をする仲間や、はるばる海外から合気道の修練のためだけに来日する門弟達と幼少の 頃から接してきましたが、私が合気道を続ける上でとても大きな存在でした。
老若男女関係なく誰とでも一緒に稽古が出来るということです。 合気道には試合が無いので敵の存在はありませんが、強いて言えば弱い心、怠け心、臆病な心な どを持つ”自分自身が”敵です。 稽古相手を通して自分自身と向き合える武道、それが合気道だと思いますね。
小柄な人から大柄な人まで、どんな人とでも稽古を共に重ねていくことで、いつでも自分を保て るということがあります。 試合は行わないといっても、人と相対すると少なからず緊張するものです。 呼吸を整え、心身を柔らかく保ち稽古を続けていくことで、普段の生活においてもしっかりとし た自分を形成していけます。