2000年入門
合気道は、体裁き、重心の移動、相手の力をかわしたりずらしたりといった動きで、 とても合理的に体の使い方を学べ、自分の動作を客観的に見ることができる武道だと思います。 また、その動作が自分の意識とリンクしていることがよく分かります。 「あっ、いま少し焦ったな。」「あっ、いま相手を意識しすぎて力が入ったな。」 という問いかけをずっと繰り返しているうちに、体と心がひとつに整って行く感じがします。 試合をしないので、対戦相手との力関係にとらわれることがなく、自分と向き合えるところも魅力です。
天道館ですばらしい人たちと仲間になれたことです。 また、合気道は稽古すればするほど、分からないことや、 もっと学ばないといけないと思うことが増えていく感じがします。 そんなところが、好奇心や探究心を満たしてくれるからでしょうか。
天道館の先生方や門人のみなさんの、気配りや思いやりがとても気持ちのよい道場だと思います。 その証拠のひとつとして、道場だけでなく更衣室やトイレがとてもきれいで清潔なのは、 みなさんの道場にたいする気持ちの現れだと思って、いつも感謝しています。 そして稽古に対しては、みなさんほんとうに真剣です。
最初は動きが難しいと感じると思いますが、なれてくるとだんだん面白くなって奥が深い武道だと思います。 合気道の面白さに触れるまで、がんばって続けていただきたいと思います。